和風だしとは|種類と選び方、レシピなど

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和風だしは日本料理の基盤となるもので、その深い味わいと香りが多くの料理に欠かせない要素です。英語でも「dashi」というほど、世界に広がっている日本の誇る食の一つでもあります。

この記事では、そんな和風だしのさまざまな種類や、選び方のポイント、だしを使ったおすすめレシピを9選ご紹介します。だしの魅力を再発見し、食卓をより豊かにするヒントになれば幸いです。

Contents

和風だしの種類

日本全国、その土地には独特のだし素材や製法があります。たとえば、関西地方では「昆布」を主体としただしが人気で深いうまみが特徴です。さらに、九州地方では「さば節」や「いりこ」を使っただしもあり、地域によってその風味や特徴が異なります。

次に、だしの形状や形態にもいくつかの種類があります。顆粒だしは保存や取り扱いがしやすく、手軽に利用できるのがポイントです。一方で袋だしは、素材の風味をより直接に感じられて、より本格的な味わいをお求めの場合に適しています。

また、だしの素材に関しても、単一の素材のみを使用したものと、複数の素材をブレンドしたものが存在します。ブレンドだしは複数のうまみや香りが融合し、独特の温かみやバランスを楽しめます。

和風だしを選ぶ際のポイント

料理にはさまざまな風味や調理法がありますが、その都度、最適なだしを選べると一皿の完成度が異なります。うまみの要素はアミノ酸ですが、アミノ酸の種類が異なるため使い方も異なるのです。

淡白な風味を求める場合には「昆布」がおすすめで、豆腐やわかめなどの食材が主役の料理や、冷ややっこ、すまし汁などに最適です。

香ばしい風味を求める場合には「鰹節」を利用しましょう。たこ焼きやお好み焼きのたれ、鰹節をトッピングする料理に活かせます。

独特のうまみと風味を演出したい料理には「椎茸」がおすすめです。野菜の炊き込みご飯や、きのこの味噌汁など、食材の持つ美味しさを引き出す料理に合わせます。

魚のうまみを求める場合には「いりこ」を活用しましょう。海鮮風味の焼きそばの味付けや、すまし汁といった料理に向いています。

深いコクを出したい場合には「さば節」が良いでしょう。鍋物やうどんのつゆ、さっぱりとした麺つゆにぴったりです。

魚介のうまみを前面に出したい場合には「あさりやしじみ」を使用します。パスタの和風ソースや、魚介をふんだんに使った鍋物、またはリゾットなどにぴったりです。

これらの組み合わせはそれぞれの食材や調理方法に合わせて調整して、和風だしの持つ可能性を最大限に活かせます。

和風だしを使ったレシピ9選

和風だしの種類と選び方がわかったところでレシピをご紹介していきます。気になったものからぜひ、作ってみてください。

だし香る!カレーうどん

極みのだしを使用すると、深いうまみと繊細な風味がカレーのスパイスと調和して、独特の風味が楽しめます。調理のポイントとしては、だしとカレールウのバランスが重要で、煮過ぎるとバランスが崩れる可能性がありますので、味見をしながら好みに合った味を見つけていくことがおすすめです。

かまぼことねぎのトッピングは、カレーうどんの濃厚な味わいにアクセントを加え、見た目も楽しめるため、一層の風味の温かみと完成度を高めます。

■材料(2人分)
うどん 2玉
かまぼこ 2枚
ねぎ 1本
極みのだし 2パック
水 800ml
醤油 大さじ1
料理酒 大さじ1
カレールウ 1片

■作り方
1.ねぎを斜め切りにする。
2.鍋に水、極みのだしを入れて煮立て、醤油、料理酒、カレールウを加えて、再度一煮立ちさせる。
3.うどんを加えて、柔らかくなるまで煮る。
4.器に盛り付けて、かまぼことカットしたねぎをトッピングして完成。

レタスと鮭の和風チャーハン

シンプルながらも和風のエッセンスを適度に加えた新しい感覚のチャーハンです。極みのだしを使うことで、従来のチャーハンとは一線を画す深いうまみと風味を醸し出してくれます。

調理のポイントとしては、卵をふんわりと炒める点です。ふんわり炒められると、チャーハン全体がもっちりとした食感に仕上がります。また、塩気の強い鮭を全体に散りばめてバランスを良くします。

レタスのシャキシャキ感は、チャーハンの食感のアクセントとして絶妙です。そのため、炒めている最後に投入してしんなりさせないのがポイントです。

また、極みのだしは袋を破ってチャーハンに入れることでより手軽で奥深い風味を楽しんでいただけます。

■材料(2人分)
ごはん 300g
レタス 30g
鮭ほぐし 50g
卵 2個
極みのだし 1袋
塩 小さじ1/4
サラダ油 適量

■作り方
1.レタスは食べやすい大きさにカットする。(手でちぎるのもokです)
2.ボウルに卵を割りほぐし、塩、極みのだしを加える。
3.フライパンに適量のサラダ油を入れて温め、2をふんわりと炒め、取り出す。
4.同じフライパンにごはん、鮭を加えて、ごはんの水気が飛ぶまで炒める。
5.2を入れて炒め、8割くらい火が通ったら火を消して、レタスを入れて余熱で炒めて、完成。

あんかけ掛けれんこん饅頭

れんこんのあまさと甘辛のあんかけが融合した味わいを楽しめる一品です。主役はれんこんの饅頭で、自然のあまさと歯ごたえが特徴です。

調理のポイントとしては、れんこんの下処理のときに塩をまぶして水分を出すことで、よりねっとりした食感が楽しめます。最後のアクセントとしての枝豆は、見た目の彩りはもちろん、食感の違いも楽しんでいただけます。シンプルながらも深みのある味わいの一品です。

■材料(2人分)
れんこん 250g
塩 少々
片栗粉 大さじ1
枝豆 10粒
極みのだし 1袋
水 400ml

A
黒糖 大さじ1
醤油 小さじ1/2

水溶き片栗粉 適量

■作り方
1.れんこんはすりおろし、軽く水気を切ったら塩、片栗粉を入れて混ぜる。
枝豆は茹でて、さやから取り出す。
2.片手鍋に極みのだしと水を入れて2~3分煮出して、水溶き片栗粉でとろみをつける。
3.1を器に盛り付け、2のあんかけを掛けて、完成。

ふんわり卵の和風スープ

卵の優しい食感と「極みのだし」の深いうまみが合うことで、シンプルながらも贅沢な味わいが楽しめる一品です。

調理のポイントは、卵をふんわりとさせる工程です。溶き卵を熱しただしの中に回し入れる際、火を止めることで、卵が固まりすぎるのを防ぎ、滑らかでふわっとした食感を実現します。最後に鮮やかな緑色のさやえんどうを盛り付けることで、卵の鮮やかな黄色とマッチして、見た目も華やかに仕上がります。

■材料(2人分)
卵 1個
さやえんどう 2房
極みのだし 2袋
水 600ml

■作り方
1.さやえんどうは茹でて、中身が見えるように2つにさく。
2.水に極みのだしを入れて火にかけ、沸騰したら2~3分煮出す。
3.溶き卵を回し入れ、火を止めて余熱で卵をふんわりさせる。
4.さやえんどうをトッピングして、完成。

鯛だし茶漬け

鯛の刺身が持つ上品なあまさとうまみ、そして「極みのだし」による深いだしが、絶妙なバランス漬けで調和した一品です。

さらに香り高いゆずの皮がアクセントとなり、食べる前から五感を刺激し、食欲をそそります。また、濃口醤油ではなくうす口醤油を利用して、だしを活かした色合いを演出します。

■材料(2人分)
白ごはん 360g
鯛の刺身 8切
三つ葉 適量
極みのだし 1袋
水 400ml
うす口醤油(旨味黄金醤油) 少々
ゆずの皮(刻み) 適量

■作り方
1.白ごはんは炊いておく。三つ葉は2cm幅にカットする。
2.片手鍋に極みのだしと水を入れて火にかけ、沸騰したら2~3分煮出してうす口醤油で味を整える。
3.器にごはん、鯛の刺身、三つ葉を盛り、ゆっくりと2を注いで、ゆずの皮を乗せて、完成。

あさりとだし入り卵焼き

日常の卵焼きに懐かしいと繊細な風味を加えた一品。 特に、あさりの旨みと「極みのだし」によるだしのコクが、卵焼きの味わいを引き立ててくれます。

調理のポイントは、あさりの砂抜きです。砂抜きをしっかりと行うことで、あさり特有の苦味や砂を取り除き、うまみだけを引き出すことができます。卵焼きにほんのりとしたあまさと、あさりの旨みが加わり、いつもとは異なる卵焼きを楽しんでいただけます。

特徴的なのは、極みのだしの旨みです。卵焼きよりも濃厚で味わい深い仕上がりとなります。このレシピは、朝食からお弁当、お酒のおつまみとしても最適な、多用途な逸品です。

■材料(2人分)
卵3個
あさり 1パック
極みのだし 1袋
水 200ml
米麹甘酒 小さじ2
サラダ油 適量

■作り方
1.あさりを砂抜きする。
2.片手鍋に水をいっぱい入れて沸騰させ、あさりを入れて再沸騰させる。
3.あさりを殻から取り出す。
4.ボウルに溶いた卵、極みのだし、水、米麹甘酒、3のあさりの身を入れて混ぜ合わせる。
5.玉子焼き器にサラダ油を熱し、4を焼いて、完成。

和風鶏豆腐ミンチのロールキャベツ

従来のロールキャベツに日本のエッセンスを加えてあっさり食べられる仕立てです。特徴として、鶏ひき肉と豆腐の組み合わせが挙げられます。豆腐は低カロリーでありながらたんぱく質を含む食材です。

ミンチのなかでもあっさりしている鶏ミンチと合わせると、食感が柔らかく、さっぱりとした口当たりのロールキャベツが楽しめます。

また和風の要素としての「極みのだし」でしっかり煮込むことでそのうまみがキャベツと具材にしっかり染み込みうまみがアップします。

■材料(2人分)
鶏ひき肉 50g
木綿豆腐 50g
キャベツ 4枚
にんじん 1/4本
玉ねぎ 1/4個
塩こしょう 少々
A
極みのだし 2袋
水 800ml

■作り方
1.にんじん、玉ねぎをみじん切りにし、鶏肉と豆腐と合わせてよく揉み込む。
2.キャベツは湯通しして冷ましておく。
3. 1枚のキャベツを広げ、1の半量をのせて包み、2枚目も同様にして楊枝などで止める。
4鍋に極みのだしと水を入れて火にかけ、沸騰したら中火で2~3分煮出し、3.を入れて塩こしょうをふり、中まで火が通るまで煮て、完成。

和風オムライス

バター醤油ごはんをふんわり卵で包んだ洋風×和風の一品です。炊飯器で「極みのだし」を使用し、醤油とバターの風味を取り入れているため、深みのある味わいのごはんが仕上がります。バターの濃厚さと、極みのだしのうまみがたまりません。

仕上げに大根おろしとぽん酢を乗せることにより、さっぱりとした爽やかなアクセントが加わります。さらに、大根おろしは消化を助けるアミラーゼも含むため、食後の満足感を和らげる役割も果たします。

■材料(2人分)
白ごはん 2合
極みのだし 1袋
水 400ml
醤油 大さじ1
バター 大さじ1
卵 2個
大根 適量
ぽん酢 適量

■作り方
1.極みのだしと水を沸かした後2〜3分、中火で煮る。大根はおろす。
2.炊飯器に洗い米、1、醤油、バターを入れ炊く。
3.2を薄焼き卵で包んで器に盛りつける。
4.3.におろした大根とぽん酢を盛り付けて、完成。

だし塩おにぎり

シンプルながら風味豊かなおにぎりのレシピです。通常のおにぎりよりも「極みのだし」を使用して、醤油と合わせて深いうまみを取り入れました。また30分の浸水により、米が十分に水分を吸収し、ふっくらと美味しく炊き上がります。引き締める役割を持ち、醤油とのバランスが絶妙です。

■材料(2人分)
米 2合
極みのだし 1袋
水 400ml
醤油 小さじ2
塩 小さじ1弱

■作り方
1.鍋に極みのだしと水を入れて火にかけ、沸騰したら2~3分煮出す。
2.炊飯器に米と1、醤油を入れて30分浸水してから炊く。
3.炊き上がったら全体を混ぜ、軽く塩味を付けて握って、完成。

おすすめ和風だし「極みのだし」のご紹介

今回、すべてのレシピで使用している「極みのだし」は、合わせる調理法や食材を変えると和風以外の楽しみ方も可能です。化学調味料・保存料・香料 無添加なので安心に美味しくいただけます。

ご自身で使う場合には、まずは気になったレシピから作ってください。贈呈する場合には、レシピのサイトも一緒にお送りいただくと最適な活用法がわかるので喜ばれます。

ミシュランシェフこだわりの一番だし 極みのだし

『極みのだし』は、ミシュランシェフと老舗製造元がこだわって作った至極の逸品。国産原材料をぜいたくに使用し、奥深いうまみと本物の美味しさを家庭でも気軽に楽しんでいただけます。お料理が好きな方にはぜひ、使っていただきたいシェフの一番だしです。

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まとめ

和風だしと一言でいってもその種類は多くあります。今回は特に家庭で使われる機会の多い種類の特徴をご紹介しているので、もし普段使用していない和風だしの種類があればぜひチャレンジしてみてください。

だしの種類が変わるだけで、料理の味付けが全く異なるので、簡単にレバートリーも増やせられます。

ご紹介したレシピでは『極みのだし』を使用していますが、まずは『極みのだし』で楽しんでいただいた後、ほかのだしで代用をしても楽しめます。

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ミシュランシェフが創業100年以上の老舗製造元と作り上げた無添加調味料シリーズ「万能日和」。今までになかった探し求めていたその美味しさについてシェフのおすすめレシピやコラムを「美食手帳」にて発信していきます。

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